ホークスはトレード下手

@ 根本さんの時の「佐々木・村田・橋本←→秋山・内山・渡辺」のトレード。なんでこんな大規模なトレードをしたんだろう。渡辺智男は、たしかにいいピッチャーだった。特にその流麗なピッチングフォームは好きだった。しかし、故障でもうだめだった選手である。根本さんは「故障は治っている」と言ったが、結局なんら活躍せずに終ってしまった。内山は問題外。秋山は熊本出身と言うこともあり、たしかにスター選手を手に入れたことは大きいが、佐々木を放出したのは痛い。はえぬきのスター選手を放出する際は、ファンに意見を聞いてもいいのではないか? 佐々木ファンの私としては、ほんと残念だ。当時、左腕不足(というより「いつも」)だったのに、橋本を放出したのも解せない。権藤さんの指導でエースになった村田まで出して。ほんとファンを無視したトレードだった。

A「1981オフ 片平晋作・黒田正宏←→西武の山村善則内野手・山下律夫投手のトレード」
 これもひどかった。大損こいたトレードだった。 黒田という選手はバッティングは全然ダメだったものの、野村なきあと、なんとかつないできた、インサイドワークに優れた頭脳派選手だった。現役引退後には、いろいろな球団のコーチをしている。山下律夫はロートル大ベテラン投手で、はっきりいって「戦力外選手」。山村は、たしかに打力はいいが、守備はだめだし、レギュラーというような選手ではない。
 片平は、南海はえぬきのスターだった。王にあこがれて、完璧に模倣した一本足打法で、「パリーグ屈指の一塁手」だった。どう考えてもつりあわないトレードだった。片平を得た西武はファーストが固定し、その後黄金時代を築いた。片平はその後大洋にトレードされ、根岸線の電車の中でよく見かけたりもした。

B「新井宏昌←→近鉄・山口哲治投手」
 実にもったいないトレードだった。新井といえば、そのシュアなバッティングで「もう少しで首位打者」という高打率を続けていた主力選手だった。「朝鮮人だったこともあって差別された」とか「理論派の新井は、コーチとよく衝突したから」という理由があったようだが、確かに「追い出した」ようなトレードだった。しかし、新井はその後、仰木監督のもと首位打者を取り、「南海ザマーミロ」みたいな大活躍をした。引退後も重要な打撃コーチとして仰木監督とともに近鉄・オリックスの優勝に貢献している。「イチローを育てた」ことでも有名である。ほんと、ファンを無視したトレードはやめて欲しい。

C
「柏原純一←→日ハム小田義男」

 野村監督の追放。当時は「なんで?」と目がテンになった。球団を非難もした。しかし、今の「サッチー」を見ていると、「無理もない」という気がするので、今は問題にしない。しかし、柏原はもったいなかった。これからの南海をしょっていく、若手のリーダーだったのに。野村の秘蔵っ子のような選手だから、「野村を出すなら俺も出してくれ」と言ったそうだが、獲得した小田がほとんど活躍しないで終ったことを見れば、大損はあきらかだ。野村グループ追放以降、南海の没落は始まった。(蛇足ながら、この小田選手、背番号が9だったため、「南海の小田急」と言われていた)


 よかったトレードって、山内新一の獲得くらいじゃないのかな。(古すぎる!)


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