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番外編 沖縄 那覇市 「ゆいレール」 (モノレール)


2004年11月


始発駅 「那覇空港」


ゆいレール車両

実は「ゆりかもめ」のように、無人運転だと想像していたら、有人でした。
ただし、車掌はなく、運転手のみのワンマンです。運転手がドアの開閉、安全確認も行ないます。


ホームにはこのように落下防止の柵が設置されています。都営三田線のものに似ていました。
車両は2両編成。1両そのものの大きさはモノレールにしては大きいのですが、いかんせん2両では少ないんじゃないかな? すぐいっぱいになってしまいます。この写真を撮ったあとに修学旅行の団体客が来たんですが、当然乗り切れませんでした。


運転席
 運転手のユニホ−ムは、沖縄特有のかりゆしウェア。涼しそうです。


那覇空港の隣駅 「赤嶺」
(昔、阪急ブレーブスに赤嶺選手というのがいましたね)


戦後初めて鉄道が復活し、「駅前」という概念が新しく生まれました。そのため、今沖縄ではちょっとした不動産ブームになっており、マンションなんかもボコボコと立ち並んでくるようになったそうです。商店街も形成されつつあります。


 駅のすぐ横に建設中のマンションです。海がよく見えるロケーションです。


今までは、鹿児島県「西大山駅」だったのですが、沖縄に線路が開通したことにより、一気に南下しました。


今回は仕事での沖縄訪問だったため、15駅制覇はできませんでした。残念!


終点「首里駅」。駅舎内のデザインはいたって普通でした。どの駅もほとんどいっしょです。
その駅ごとに特徴をつけてもよかったんじゃないでしょうか?


券売機


沖縄らしいといえば、券売機の上にもシーサーが鎮座していることでしょうか。


首里駅(Shuri)は首里城観光などの乗降客が多い場所のため、きちんとした売店がありました。


首里駅外観

もともとあった道路に沿って、交通のじゃまにならずに線路を建設できるところがモノレールの特長です。

この首里駅、駅名は首里ですが、お城までは徒歩15分以上かかる遠い場所に設置されており、観光には実に不便。観光客はここからまたタクシーに乗ったり、100円バス(試験走行中)に乗ったりして、首里城まで行きます。


「首里駅」の隣、「儀保駅」(Gibo)。首里城まで行ってわかったのですが、実は首里城に行くには、首里駅よりも、こちらの儀保駅の方が近いのでした。ただし、住宅街の中の細い道を抜ければの話。初めていったら迷いそうです。

それにしても、ゆいレールの線路はすごく高いです。うえからの眺めはジェットコースターに近いです。


儀保駅 駅舎

どの駅もこんな感じで同じデザインです。


ゆいレールで一番驚いたのは、これだけの大きな駅舎を支えているのが、わずか3本の細い柱であることです。おそらく、「沖縄には地震はない」という前提で設計されたのではないでしょうか?


 ゆいレールの料金表です。初乗りが200円。最高が290円。沖縄の物価水準からすると”高い”そうで、地元の人からは、「もうちょっと安ければいいのに」という声が聞かれました。


こうやって見ると、いかに高い場所に線路があるか、おわかりいただけると思います。


券売機の液晶画面
(液晶が一番便利なんでしょうけど、盲人にはつらいです)


駅構内のポスターです。最南端駅をアピールしています。
観光客はまだまだ車での移動が多く、あまりモノレールには乗車していないようです。
みんな乗りましょう。


 駅構内に飾られた絵です。

壁面に手摺があるバリアフリー設計が優しいです。


全駅にエスカレーターが設置されています。
人が来ると感知して自動的に動き始める省エネタイプです。


 儀保駅ホームからの眺望。
高い場所ですから眺めがいいです。


 首里城も見えます。


電車がやってきました。
けっこう大きな車体なのに支える線路はこれだけの太さしかありません。
なんか、モノレールってちょっとこわいです。


「牧志駅」(Makishi)
沖縄一の繁華街、国際通りに面した駅です。
左側にはエレベーターがあり、車椅子でも利用できるようなバリアフリー設計になっています。さすが最新の電車です。
駅のそばには、レンタバイク屋さんがありました。
沖縄はレンタカーやレンタバイクがたくさんあります。県内を貫くような鉄道がないため、どうしても車中心社会なのです。


沖縄県庁の最上階展望室から那覇市中心部を望みます。
ゆいレールはちょうど真ん中あたりを横断するような形になっています。
<おまけ>
公設市場の中の魚屋さんです。
熱帯魚みたいなきれいな色の魚が食用として売られています。
市場中央通り

賑やかな通りです。
 総評:

 2003年夏に出来たばかりの新電車に乗ることができてうれしかったです。全体的な印象としては、横浜の金沢シーサイドラインと非常に似ていました。那覇は車社会で、交通渋滞がひどいですから、時間が正確な電車の登場は画期的なことで、市民の足として活躍しれくれると思います。ただ、残念なのは、「車両が2両しかなく、すぐに満杯になってしまうこと」、最低でも3両は欲しかったと思います。これでは観光の団体客は利用できません。また、安全重視のためにそうしたんでしょうが、運転者なしの無人運転でもよかったんじゃないでしょうか? 経費節減のためには人件費節約が第一ですから。あと、不便だったのは、本数が少ないこと。12分間隔というのは少ないです。せめて10分間隔にして欲しいです。そして、既存の道路の上に設けられたことと、たくさんの人を拾うようにクネクネと広範囲に線路を延ばしたことにより、「空港と那覇中心部の間は大きく迂回しているため、電車に乗っても所要時間はさほど短くなっていない」「メインの観光地である首里城へ行くのに、首里駅から15分以上も歩かなければならない、というように、駅が適切な場所にない」などの欠点があります。仕方ないこととはいえ、ちょっと残念でした。

 まあ、とにかく皆さんも沖縄に行った時は、ぜひ利用して下さい。運営会社も、記念切符とか記念スタンプとか、もっと観光客を取り込む努力をして下さい。

<追記>
 今回の出張で気になったのはタクシーです。沖縄のタクシーってなんであんなにいい加減なんでしょうか? 何回か利用したんですが、ちょっと幻滅しました。きちんとメーターがあるのに、「お客さんたち、観光? 3時間5千円で観光案内してあげるよ、どう?」と誘ったり、こっちが地理に不案内なのをいいことにわざと遠回りしたり、いっしょにいた女性にセクハラまがいの言葉を発したり、「ここの土産屋はいいよ。寄っていきなヨ」と無理やり止まったり(店とつるんでる)、なんか信用が置けません。観光立国するなら、ああいったことはやめたほうがいいと思います。